【読書感想】「小さな家の物語・中村好文」/ 家への愛情を感じる本

家づくり
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私は小さな家を建てます。

建坪は14坪、延べ床は33坪の3階建の家を建てます。

5人家族にしては小さいですよね。3階は屋根裏のような感じですし。

そこで建築家の中村好文さんが書いた「小さな家の物語」が気になって読みました。

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建築家・中村好文さんって?

1948年生まれで大学卒業後、小さな設計事務所に勤務しますが、すぐに退職し家具製作を学びます。

その後、建築家の吉村順三さん(皇居新宮殿などの設計担当)の設計事務所に4年間勤務し、1981年に独立しました。

独立してからは住宅建築を中心に活動し、家具製作も行なっています。

2007年に伊丹十三記念館を設計しています。

写真引用元:伊丹十三記念館HP

建築発表会見によれば、妻の宮本信子の「女房として最後の大仕事」とのことで、「暖かく愛情がこもった記念館」を目指すとのこと。設計を担当した建築家・中村好文によると「簡単で、面白く。伊丹十三らしい」設計。(Wikipediaより引用)

 

素敵ですよね。愛媛まで見に行きたい!

 

 

本の内容は?

1992年に建てられた「上総の家Ⅱ」。

中村好文さんが設計をした70m2ほどの小さな家です。建てられて27年ぐらいは経っているけれど、さらに魅力を増しています。

建築前に問題が起こりますが、なんとか乗り越えて建ち上がりました。

「上総の家Ⅰ」という母屋が横(右側)に建っていますが 、母屋の息子さんが住むことになりました。

しかし、とても仕事が忙しく20年ほどで手放しました。多忙だったため、きちんと手入れがされないままでした。

中村好文さんを含めた3人で購入することになり、瀕死の状況だった家を蘇らせました。

この小さな家での過ごし方、キッチン、窓、間取りについて、この家に対しての3人それぞれの思いなどが書かれた内容になっています。

小さな家の物語を読んで思ったこと

中村さんは自分が建てた家を施主に引き渡す時、お嫁に出すような気持ちになるそうです。

それほど愛情を込めて作られています。

特に上総の家は3本の指に入るぐらい気に入っていたそうです。

なので愛情を持って面倒を見てもらえなかったことは、とても悲しかったとも思います。

本の中で「家の面倒を見るのは、やっぱり、時間的にも気持的にも余裕がないとできることじゃない」と書かれています。

それほど家の面倒を見るのは大変なことだけれど、しっかりと見てあげることで家も愛情で包み返してくれるのかなと思いました。それが愛着に繋がるのでしょうか。

そして、本の中では家の中の写真がたくさん載っているのですが、その瀕死の状態の写真は一枚もありません。あえて載せなかったのかなと思うと、私は中村好文さんのこの家に対しての愛情を感じました。

蘇った家はとても綺麗で新築以上の美しさです。丁寧にメンテナンスをされ、大切に扱われると家も息を吹き返すのです。

この本を読むと、家はどれだけ愛着を持って育てていくか(住んでいくか)が大切だと感じます。

あとがきに「家というものは、いろいろな「物語」を詰め込むことによって世界にたったひとつの「宝箱」に昇華する」と書かれています。

私はこの中村好文さんの考え方にとても感銘を受けました。

これが家づくりの全てですよね。

私の家はまだ建っていませんが、今からいろいろな物語詰め込んでいきたいと思いました。

この本は「小さな家のこと」というより、建築家・中村好文さんの家に対する考え方や流儀を知れる一冊になっています。ぜひ建築が好きな方や家づくりを目指している方には読んでもらいたいですね。

写真の撮り方も素晴らしく綺麗で癒されますよ。

 

 

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